このレビューはネタバレを含みます
学生時代の友達が亡くなったという話を落ち込んでるんだかそうでもないんだかわからないような感じで話すイチカ。その話を半分上の空で聞いちゃうところとか、そんなときにどうでもいい他人の超絶どうでもいい話が耳に入っちゃうところとか。
キャンプのシーンでの同世代だからこそマウントとってくる感じとか、ハヤシの母親のように年が離れてる同性からの褒め言葉は本心のような感じがして素直に嬉しくなるところとか。
カウンセラーの「心の中では何を思っても自由。」という言葉とか。
マンションの隣人の、「3年後にはほとんど何も思い出さなくなってるし100年後にはみんな死んでるし。」って言葉とか。
情緒不安定なカナかもしれないけど、自分には共感できるところがたくさんあった。
ハヤシが予想外にもこんなにカナと向き合う努力をしてくれる人だったんだ…!と驚きと嬉しさもあった。