ぽん

ナミビアの砂漠のぽんのレビュー・感想・評価

ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)
4.2
山中監督、『あみこ』も好きでしたが、今回もめちゃくちゃ面白かった。
河合優実がすごく魅力的だった。

Twitterを見てる時に常に感じる違和感を凝縮したような映画。
共感はできなかったけど周りにいる友人の中に重なる人がいたし、自分が生きる世代を象徴するような作品だと感じた。

資本主義向きな自分は悪意なくハヤシの両親や友達みたいな立場になりがち。
特別気をつけようとは思わないけど、嫌な風に捉えられることがあるということは頭の片隅に置いていたいな。

こういう映画を見ていると『毎日楽しいな』と思いながら生きている自分が嘘偽りの虚構で、世の中のリアルから目を逸らしているような気分にさせられる。

人の性格がどうこうももちろんあるけど、そういう性格や状況を作り出す環境についても考えを巡らせる視点は常に持っていたいです。
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