考古学者が国（独）に反いて静かなる闘いに挑み続ける。学生たちや、敵の元にいた女スパイまでもその信念に魅了。

レスリーハワードが主人公のドイツ人に息吹を与え、これが堅苦しくなくユーモラスにも演じているが、決して軽くないと言う、絶妙なバランス👏。

この当時としては長尺の部類に入ると思うが、最後まで一気に魅入った。
独のゲシュタポを欺くための随所の作戦も見ていて楽しい！

いやはや、なかなかでした👍。
レスリーハワードは「風と共に去りぬ」のアシュレーがどうしても有名だが、他の作品の彼の方が断然魅力的だ！

表向きは政治に無関心な考古学者。
裏の顔は反ナチの逃亡を手助けするスパイ。
二面性が面白く、煙と共に消えるクールなラスト。
4年前の鑑賞記録で内容はうろ覚えだが、Filmarksに追加登録されていたため取り敢えず投稿。

1941年の映画で既にナチドイツから逮捕されそうな人や強制収容所から政治犯とかを脱出させる人達を描いた先駆性。お気楽な感じが全編漂いながらもちょいちょいいい感じのサスペンスがあって楽しめる。ゲシュタポのボスが目がくりくりした可愛い太っちょでなければサスペンスはもっと盛り上がったかも。主人公のレスリーハワードがいい味。次作が遺作で戦死が残念。