このレビューはネタバレを含みます
思い出補正も相まって過去最高傑作の評価
私は少年時代にGC版のソニックバトルアドベンチャーバトル2のゲームを死ぬほど遊んでいた男だ。
あの作品が好きな人なら誰でも刺さるであろう映画だ。
あのシャドウが映画館で暴れる姿を見ることができたのだ。
序盤からGUNに囚われていたシャドウが解放されてしまい、東京で大暴れする。
そこにソニック達はGUNの要請でシャドウと戦うことに。
GUNのヘリコプターから飛び降りる際に、あのシティエスケープの導入のセリフ!!
「機内上映も機内食もナイんじゃねえ・・」
劇場に観にきていた子供達は何のこっちゃわかっていない中、このセリフでオッサンが一人で二チャついていた。
この時点でもう本作はアドベンチャーバトル2のファン向け映画であることを私は悟り、もう安心してこの映画を視聴することができると感じた。
そしてバトルアドベンチャー2の醍醐味である、ラストエピソードのソニックチームとエッグマンチームの共闘!
あれも本作映画でオマージュされており、何度もソニックとエッグマンが手を組むシーンが盛り込まれている。
ラストのエクリプスキャノンを止める戦いなんて私は鼻血が止まらなかった。
スーパーソニックとスーパーシャドウの一騎打ちだ。
それだけでなく、改心したシャドウと共闘を決意するシーンであの名曲LIVE & LEARNのギターのイントロが流れる!
そして宇宙空間でエクリプスキャノンを守るロボットVSソニックとシャドウではあのアドベンチャーバトル2のオープニングのポーズをキメる!
こんなの興奮しない方がおかしいだろ!
しかしただのおじさんの思い出映画ではないぞ!
アクションシーンは今までで一番激しく楽しいものとなっているし、ヒーローとダークの共闘という熱い展開もあるため、今までのソニック実写が好きな人にも是非観てもらいたい作品となっている。
そして、
「このオッサンなんでこんなに興奮してるんだ?」
と思ったそこのゲーム未プレイの子供達よ!
是非ともソニックアドベンチャーバトル2というレトロゲームを遊んでみて欲しい。
最高のストーリーと最高のゲームであることを保証するし、本作映画がこのゲームのオマージュであることがよくわかるだろう。