このレビューはネタバレを含みます
意思の伝え方は爆弾が教えてくれた
ショウタイムセブンに続き視聴。
他の方のレビューを見ていたところ、ショウタイムセブンという映画は本作のリメイクであることを知った。
中々面白い映画だったため、原作である本作も続けて視聴した。
ショウタイムセブンは視聴している者も参加しているような気分になるアトラクション的な要素があったが、本作はワンシチュエーションの本格映画といった印象を受けた。
割と死人も出るし終盤に向けて段々と展開がゴチャついていくのもよかった。
権力者や政治への批判というメッセージ性は本作の方がかなり強いと感じた。
どちらの作品の方が良い悪いは視聴した者の好みだし、私が結論づける事はできないが、楽しみ方はそれぞれ違う作品なのだとは感じた。
本作のリメイクだと知って、ショウタイムセブンを観に行ったとしたら私もいくらか評価が落ちていたかもしれない。
政治批判のメッセージの部分を日本に当てはめた時どのように表現するのか、という部分を楽しみに視聴していたと思うので、そう言った点ショウタイムセブンはアナウンサーに罪を背負わせて政府批判にならないよう忖度されたと感じていたかもしれない。
逆に言えば、それほどに本作は韓国の貧困層の怒りを表現することに成功しているとも言える。