このレビューはネタバレを含みます
感想/雑記
サイコ、オカルト、カルトの集合地点
サイコものかと思いきや、最終的にはオカルト方面に振り切る。
人の怖さ、気味悪さと共に悪魔的なオカルトやカルトの様相が前面でてくる展開。
もう一度種が分かった上で見ると面白そう。
ニコラス・ケイジが直接手を下す明確な描写なし、なんなら出てる時間もトータルで言うとかなり短い。
そんな中、強烈なインパクトを残す演技、演出はホラーとしてとても好感でした。
『セブン』、『羊たちの沈黙』が引き合いに出されるから、そういったシリアルキラー、サイコパスを期待していた人は怖くないと、いう感想になるのかも。
上記の映画とはジャンルとしては全く別物ですね。オカルト要素を事前に告知しても怖さは損なわれるし難しい、、
主人公のフラッシュバックなど抽象的も多く、そのおかげで終始不穏な空気を漂わせている。私はとても好きな演出でした。
よく言われることだが、キリスト教圏の人と無宗教な日本人では悪魔に対する恐れ、捉え方が違う、ということは本作でも言えるでしょう。