このレビューはネタバレを含みます
コンテンポラリーだ…
ベトナムを象徴するかのようなバイクと、現代性を感じさせるダンス。そしてモーとビッキーの邂逅はシスターフッドでありつつクィアを匂わせる。そしてそれぞれの断片は決してひとつの語りに回収されることなく終わる。
何も語っていないのでは?と思いつつ、あの断片性こそ都市に埋没する個人の姿や出来事として重要なのかもしれない。
イマジナリーラインを無視したカットバックやドローン撮影なども興味深いし、どのような映画や映像をみたり制作手法を学んでつくっているのか気になるところ。
日が暮れるまでバイクに乗ってダンスの練習場所に向かうから、めっちゃ遠いと思ってしまったし、ビッキーはどのように修理中のバイクを回収するのだろう…二人が再会できるならいいな。