ガラクタな過去と歩む、今とこの先。
本映像は楽曲の牽引力が強く、MVに近い印象がありました。
しかし、今回はFilmarksの分類通り、ショートフィルムとして鑑賞した所感を綴っていきたいと思います。
本映像はアニメーションという映像文法でありながら、しかけ絵本のような表現や、紙人形のようなキャラクターの動きが見られ、視覚的な豊かさが常にありました。それらの手数の多いアニメーション表現は寓話性の向上に寄与し、冒頭から映像と歌詞の意味について考えねばと思わされました。
CGはテーマ性を語る上で効果的に機能し、また光の演出もキャラクターの心情とのリンクを感じさせ、見事の一言に尽きました。
本映像が描いていたことは、過去の解釈の変化と、その可能性だと考えています。
序盤における、今と地続きの過去の解釈は、良くないように描かれていましたが、そこから過去を象徴するガラクタ釣りのロボットとの出会いを経て、今にして思えば楽しい時間だったかもしれないと過去の解釈を改め、その解釈が、今を、この先を生きていく支えになるという、素晴らしい終幕となってしました。
総じて、MV的ではありながら、アプローチとテーマ性が程よくシンクロした映像でした！

• #SSFs

とっても可愛くて癒される3分間。
こういう絵本みたいな世界観が好き。

短編映画ってより、MV