邦画の中でもトップクラスのアクションスタントと、ゆるゆるの雰囲気とのギャップで有名になった当「ベビわる」シリーズは、映画で1・2、ドラマ版を経て本作が3作目。主演のうちの一人、スタントマンでもある伊澤さん(金髪のほう)は「ジョンウィック4」にも参加するほどの実力者であります。一方、新進気鋭さに惹かれた「1」に比べ、個人的には少し見劣りした「2」。これまでのシリーズを振り返ると、「海外のアクション映画と見比べても見劣りしない」と称されますが、実際のところ、インドネシアのアクション映画「ザ・レイド」を見た時の衝撃は超えられていませんし、47イレブン・アクション・デザイン社をはじめ、海外のガチなスタントマンたちが作っている映画に比べると全体的に「自主制作感」のある出来に見えてしまいます。ガチアクションを体現できる実力者が映画を通して2人程度しか出てこず、2人の決戦に至るまでの長いお膳立てを見せれているような脚本もそうだし、カットのつなぎもたまに悪い印象。ただ、客寄せパンダなアイドルも使わず、凝ったVFXも使えず、予算も限られる中で、実力だけで勝負しているわけですから、ある意味仕方がない。「お情け」のような評価ではありますが、それでもその新進気鋭さに惚れた1作目から、回を重ねるごとにファンを増やし、今ではドラマをやり、映画も3作目。3作目である本作を見る前の自分の感覚として「応援したくなるシリーズ」で居てくれるか、「ある程度評価され慢心してとりあえず作った続編」か…期待半分、不安半分、といったところでありました。
結果としては過去作でいちばん楽しかった!
今作では高石さんもアクションをかなり頑張ってたのがよかった!
アクションも過去作にくらべてしっかり盛り込まれてて、少しダレるところもあるけどやりとりも笑えてよかった!!
最後のシーンで、おそらく演技でなく役者さんの素だろうな、っていう感情がでてたのがすごくよかった。
海外の一流映画並み、とはいかないけど、めちゃくちゃクオリティ上がってきていると思います。応援!