普通の風景のなかの普通の視界から外れる世界、普通にしていたら見えない場所を見出すような。学校の天井ってそういえばこんな感じだったなあ、とか思う。スナップ的な一枚絵としてはきれいだけど正直撮影もそんなに?ってかんじで俺は好みじゃなかった。画面の中に意味が多すぎてかえって固有性が薄いというか、ドキュメンタリーとして何を受け取ればいいのか困ってしまったし、日の里という町について思うにも位置関係とか道とか土地のあるあるとかがあんまり想像できなくてもっと一枚絵というよりは移動や空間を感じられるようなアプローチが見たかったな〜〜。
監督と大川景子さんのトーク、気になったところだけ簡単に。とりあえずポンとカメラを置いた後でどこから撮るか色々考る、結局最初に置いた場所から撮ることも多い。フレームのきわはよく見ている。きわにあるものを写すか、写さないかをよく考える。モノを意味なく見る練習をしていた。例えばキャベツをキャベツと思わないように、とか人の顔をパーツの配置だけで捉える、とか。