ずっと気になって観たかったやつ
やっとアマプラ配信でキタ!
堂本剛くん27年ぶり(映画出演自体は「銀魂」以来約7年ぶりになる)の単独主演作
美大卒だが未だに絵で生計が立てられず
4年ほど前から
人気美術家のアシスタントを続けてる
沢田
才能はあるしアイデアもパクられ放題
おまけに安い給料でこき使われてるのに
それでも自身だけでは食っていけないと
現実を盾にしたり
よそ見して怪我して
あっさりクビになっても
平然としてるなど
貧乏で無気力な毎日を生きていた
そんなある日
なぜか円に運命的なものを感じ
何気なしに這う🐜を閉じ込めるように描き続けた
ただの「まる」を他のものと一緒に
古美術屋に売った数日後
円相(つまりは○)を描いて欲しいと
しかもそれを
一枚につき100万で買ってくれるという
とんでもない依頼が舞い込んでくる
それ以来
彼の日常は「○」に侵食されていくことに‥‥
「川っぺりムコリッタ」「波紋」の
荻上直子監督の作品
まさかアートに通ずる作品なのかと思ったら
その○は
「禅」における「円相」を意味する
かなり深い話だったっていう
「始まりも終わりもない」
正直言うと何?この映画ってなるんだけど
不思議と引き込まれる
彼(沢田)というよりは
彼を取り巻く世の中が面白い
世の中何がバズるかわからないうえに
作者が知らない間に事が拡大してるのが
しかも自分が作者の「さわだ」だって
言っても模倣者に思われるって🤣🤣🤣
かつ見せ方が
ホラーっぽいような
コメディのような
そして
彼の回りの癖のある人間も魅力に思える
人気美術家の吉田鋼太郎
同じアシスタント仲間だった
吉岡里帆
沢田の隣人の売れない漫画家の綾野剛
古美術屋の片桐はいり
コンビニで働くカタコト喋りの
ミャンマー人留学生の森崎ウィン
なんか凄い謎の老人の柄本明さん
ギャラリーのオーナーの小林聡美さん
とにかく演者が豪華なんだけど
なんか無駄遣いしてるような
そうじゃないような
なんとも言えない感じが最高
かつ
全くオーラを見せない
主人公の堂本剛くんが
なんか面白い
てか剛くんこんなだっけってくらい
魅力がなくなっててビックリした
映画の主人公なのに🤣
「ロシナンテの災難」ってドラマやってた頃の
彼思い出したんだけど
あれ以上だった笑
個人的に印象的に残ったのは
剛くんと綾野剛が食堂で会話する長回しのシーン
あそこの綾野剛の演技が自然過ぎて絶妙っていうか
とにかく言いたいことをぶつけまくったり
それがテンション上がり過ぎて
回りの客に怒られて謝ったり
時より言葉に詰まって
す、すって言いながら
よく見ると
後ろに飾ってある絵に
「ス」って描いてあるのが、狙ってるのかってくらい
個人的にツボにハマった🤣🤣
とにかく謎映画だったけど
面白かった