マツモトタクシー

マミーのマツモトタクシーのレビュー・感想・評価

マミー(2024年製作の映画)
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いつも観ているYouTubeの映画紹介チャンネル「シネマンション」
メンバーはグラドルのRaMuちゃん芸人の斎藤さん、あんこさんの3人でいつも放送されている📺
斎藤さんとあんこさん2人で「ヤッチマイナライブ」という映画について語り合うイベントも東京で毎月開催されている

そのライブが今回は出張で熊本で開催されゲストがRaMuちゃんということで変則的シネマンションということでチケットを購入🎟️
後に分かったことだけどあんこさんの結婚式が地元で行われて、その流れで地元熊本開催が決定した様子
九州の映画館も周わってみたかったのもあってチケットを購入🎟️


始発の西賀茂車庫から9番で京都駅へ🚍️
新幹線で熊本駅に到着し路面電車でホテルの近くの老舗の映画館Denkikanへ移動🚃
もう上映時間が過ぎていたがまだ予告ということでギリギリ入れてもらえた😃


熊本 辛島町
1本目
10:50 SCREEN3 140席 自由席 👨約8👩約8



二村真弘 監督作品


1998年7月
夏祭りで提供されたカレーに猛毒のヒ素が混入し67人がヒ素中毒を発症、小学生を含む4人が死亡する事件が発生
犯人と目されたのは近所に住む林眞須美で凄惨な事件にマスコミ取材は過熱を極めた
彼女は容疑を否認しており2009年に最高裁で死刑が確定した後も獄中から無実を訴え続けている。。

最高裁判決に異議を唱える本作では当時の目撃証言や科学鑑定への反証を試み保険金詐欺事件との関係を読み解いていく
さらに眞須美の夫の健治が自ら働いた保険金詐欺の実態を語り確定死刑囚の息子として生きてきた長男が母の無実を信じるようになった胸の内を明かす。。






以下ネタバレ


1998年だったんだ。。もっと以前の80年代の事件の記憶だった😅

真須美死刑囚が自宅の庭の水撒きで報道陣に水を掛けていたのが印象的でその時の悪い印象が続いた気はする
その時にMIKI HOUSEのTシャツを来ていてMIKI HOUSEから苦情がきたようでこの時代にTシャツにモザイクを掛けていたのが印象的。。元祖モザイクかも😅

ニュース・ステーションで当時人気の女子アナ小宮悦子さんが故郷の和歌山に来ていて園部から中継しているのを見て興奮した記憶📺😅
今は余り報じられていないがその時のニュース・ステーションでは最初に救急車で運ばれた時に後にヒ素と分かったけど最初は食中毒として受け入れその処置がヒ素の解毒とは真逆の処置だったので悪化したという報道だった
勿論、最善を尽くしていたので仕方はないけどもし最初の処置が間違っていなければ亡くなった人の数はもっと少なかったのかも。。
その議論はなされていない

どうしても犯人を捕まえないといけない田舎警察の勇み足だったのではという疑念は晴れない。。
何年か前に覚醒剤中毒者が立て籠った事件があったが自分達で解決出来ず大阪の警察の応援を待っていた
其をみて尚更こんな重大事件解決出来るとは思えないと思った。。

この映画には出てこなかったが当時、目撃したとして重要な証言をした若者も後に別件で事件を起こして信憑性を問われたりしていた。。

魔女裁判を彷彿とさせる。。
紀州のドン・ファン事件も限り無く黒に近くても証拠が無ければ原則は推定無罪だが世論が高まると暴走を始めてしまうきらいがある。。

いつも思うけど殆どの警察官1人、1人は職務を全うしていると思うけど組織となると検挙しなくてはいけないプレッシャーでおかしなことになっていく気がする。。

ヒ素の配分を調査した大学教授も頼りない
この人の鑑定が死刑を決めたといっていいのにどこか他人事。。

真須美死刑囚の家は落書きされまくり挙げ句に放火され全焼する
でも当時はされて当然という雰囲気もあった
犯人は捕まったのだろうか。。

この作品への誹謗中傷や公開阻止の動きも凄かったようです
地元で起こった全国を揺るがす事件
そういえば支援していたロス疑惑の三浦和義さんも獄中で謎の死をとげたなぁ。。

今回は点数無しです💦