うーん、なんか、どうしても冤罪の可能性を追ったドキュメンタリーとしては『正義の行方』と比較してしまうけど、ちょっと客観的な視点が足りないと言うか…。完全に「林真須美さんは無実だ！冤罪だ！！」の意見に傾倒してるので、公平性に欠く気がする。
事件当時まだ小さかったので詳しいことは覚えてないけど、でも連日ニュースでやってた事件なので強烈に覚えてる。今、私たち世代が小さい頃に見てた事件の新たな話が出てくるの多くない？騒音おばさんも最近話題だったよね。
カレーにヒ素を入れた動機もわからないし、ヒ素の種類の鑑定結果もあんまり信用ならないようだし、冤罪の可能性は確かにあると思う。
でも、保険金詐欺をはたらいたのは事実だし、悪びれる様子もなく詐欺の話をする夫の林健治の姿にもモヤる。
撮れ高が欲しいからって捕まっちゃダメでしょ監督…かなり被告擁護に傾いててちょっとマユツバ。
マミーって本当にマミーって呼ばれてたのね！
長女のこととか、残された子どもや家族のことを想うと胸が痛いなぁ。ネットの記事に載ってた過去の長女へのインタビューで、保護された時児童施設でカレーが出た時に園長に持って行ったら、「ヒ素入ってるんちゃうか」って言われた、って話を見て悲しくなった。
死刑制度は無くした方がいいと思う。あまりにも短絡的だと思う。
死んだら終わりじゃないと思う、遺族にとっても、被告にとっても、真犯人にとっても。
