リコリス

トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦のリコリスのレビュー・感想・評価

4.9
必ず必ず必ず必ず必ず!見るべし1本。(早くパンフ重版を(泣)またIMAX撮影もしてるならIMAXで公開を(祈)

マストバイ!の充実パンフは後日無事重版購入。クリアファイル付きで叉焼飯の作り方を確認出来た。
ついでに岩波書店から「大図解 九龍城」というビジュアル本が出ているのを知る。買おうか悩ましい。

カンフーアクション、胸熱ストーリー、あの時代を細密に再現した美術、全部超一流。

私の推しはルイス・クーの龍捲風。いやぁ…技量、義侠、人情、静かな熱さ、ダンディズム、あらゆる点でカッコ良過ぎます(プライベートでも、さりげなく慈善活動)(香港師父サモ・ハンのアクション魂はドニー様や谷垣さんに。プロデュース魂はルイス様が継承)。九龍城の皆が慕う説得力。もう一生付いて行きます、ルイス様。

特に薫陶受けた信一・テレンス・ラウもグッとくるが、マスクを外した四仔・ジャーマン・チョンが好き。陳占・アーロン・クオックも品格。

更にサモ・ハン扮するフルーツマーケットを仕切る大兄貴! あのドテラ腹巻きに翡翠を首に下げ、コミック好きで愛嬌あるのに怖っ。切れっ切れなアクション。いいもの見せていただきました。

香港目指し、人々が荒れた海を密航で渡って来るシーンが忘れられない。香港に来れば生き直せる夢が見れた(「金手指」でもね)。
あの叉焼飯の美味しそうなこと。城砦の皆でテレビを見ながら笑っていた幸せ。しかしタイトルにあるように香港は黄昏。九龍城砦も取り壊される運命。ここは長くいる場ではなく、自分を立て直していづれ出て行くのだと、捲風兄貴に諭される。捲風、サイクロンが四人を導く(泣)

香港、本当に懐かしく私たちも若くて、まだまだ行けるところまで行けるんだと、夢見る未来が詰まった特別な場所。啓徳空港から外国に飛ぶ飛行機に乗らなかった人々は何処へ行ったのか。というか、あの香港は何処にあるの?

乞う続編(まだ続けるそうで歓喜で泣く)。
リコリス

リコリス