Yuki10

ステレオ/均衡の遺失のYuki10のレビュー・感想・評価

ステレオ/均衡の遺失(1969年製作の映画)
3.8
性愛研究所でのテレパシー実験を描いた作品。
意思疎通過程において言葉を介さないテレパシーが人間にどのように作用するのか興味深かったが難解。
整合性があるように思えてバランスが乱れる不安定さが良い。
偽りの自己を演じるうちに本来の自己が乗っ取られる人物が印象的で実験者もテレパシーの影響を受ける事に驚いた。
実存主義や社会科学的視点が根底にある気がする
Yuki10

Yuki10