『カメラをとめるな!』の上田慎一郎監督作品。内野聖陽・岡田将生主演。真面目に生きてきた公務員と天才詐欺師が手を組み脱税王に地面師詐欺をしかける物語。
韓国ドラマが原作にあるようで、それを2時間の映画に書き直したよう。ドラマダイジェストのようにはならず、ちゃんと2時間の映画になっていました。半沢直樹+地面師たちって感じで面白かったです。前半の『溜め』から後半倍返しだ!って感じ。
地面師詐欺は少し前にNetflixのドラマで話題になってしまったのでちょっとタイミング的に不利でしたね、勿体無い。話的にはこちらのほうが二転三転するし、『こんな上手くいくかぃ!』ってツッコミにもちゃんと対抗できる脚本になっているのも良いなと。
しかしこれだけ豪華な役者を揃えて200館ほどで上映しても興行収入2億ちょい。なかなか厳しい結果ですね。上田監督は好きでほぼ全て見てるのですが、カメ止め後の作品がマイナー系が続いてしまったため旬をすぎてしまった。カメ止めの後がこれならもっと売れてたし話題になったはず。面白いので。
2024年99本目