NETFLIXにて鑑賞。2024年劇場公開作品。
白石和彌監督、山田孝之・仲野太賀などなど豪華出演の時代劇作品。
戊辰戦争下の日本。新潟の新発田藩の国のある砦を守るために集められた罪人たち。迫りくる官軍との壮絶な戦いが今幕を開ける。
めちゃめちゃ面白かった。
新発田藩、同盟軍、官軍の三つどもえの思惑が交差する中、砦を守る罪人たちの戦いは素晴らしかったし、現代で例えていうなら中間管理職はきついのぉ~と痛感させられる気分にもなりました。
すごくのめり込めたストーリー展開だったし、白石監督お得意のバイオレンス演出も良かったし、もう中盤からずっとクライマックスを観させられているような興奮にさせてくれるシーン満載で素晴らしかった。
登場キャラも、各キャラメインになるシーンがあって、罪人なんだけど全員主人公と言える戦いぶり、いろいろな罪で集められたメンバーだけどその理由や特徴をフルに生かして戦うところはいいっ!どんどん愛くるしくなり「ここは俺に任せろっ!」みたいな感じで団結も固まっていいチームになっていくんですわ。(後半のやぐらのワンシーンが観ているだけでカッコよくなるんですわ。)(千原せいじさんやナダルなどなどちょうどいい役どころ(笑))
??のためだからと思惑が交差するこの時代だからこそ片隅でこんなことがありましたと言わんばかりの物語。
戊辰戦争を知らなくても、めちゃめちゃいい内容で、観た後グッとくるいろいろ考えさせられるラストにも注目してもらいたい1本ですぞ。