前半はバイオレンスアクション、後半はスプラッターホラー。そんな全く異なる顔を見せる本作だが、それと同時に前半は手のかかる問題児タランティーノ、後半は抑えた演技からいよいよ凶器を爆発させるハーヴェイカイテルと「バディ」を組むクルーニー兄貴の渋いカッコよさも全開。血飛沫と容赦ない切り株描写、それをエロス全開のサルマ・ハエックと初々しいジーナ・ローランズが華を添える。
ロドリゲスとタランティーノという映画界の劇薬同士が混ざり合ったことで生まれた、まさにお祭り映画にふさわしい、テンポと熱量と火薬量で一気に見せるエンターテインメント!