このレビューはネタバレを含みます
面白かった。
◯予告はかなりフォーカスしぼっていたけど、もう少し幅広く、群像劇側面もアリ。それがラストに鍋になる。
もう笑っちゃう展開なのだけど、それはもう自覚的にやってる。【わらの犬】的な物語を起草させるのだけど、そうはいかずにまた違った爆発
雷、そしてごったに。
◯恋愛映画としての秀逸さ
惹かれあってしまう2人。
性欲、善悪に苛まれる葛藤
お誕生日のくだりのかわいゆうみさんお見事
◯システムは立派でも
生活保護や制度がいかに優秀でも取り扱うのは人間なので、そこに感情が入り乱れ、機能しなくなる。人間が人間である以上、これは改善されず一生戦い続けるしかない。その綻びはまるでピタゴラスイッチのように、思いもよらぬ被害者を産む。
◯窪田正孝側の組織
人はすぐに組織を形成し、その中のルールで生きていく。大小あれど。
実は組織と組織の戦いでもあって、
◯役者が全員良い
ラストカットもお見事