いま一番声ネタで笑かしにくる男・窪田正孝に今回もやられた。語尾が裏返るのおもろすぎる(序盤しかやらないけど)。もう匠の技って感じだ。この路線で今後も行っていただきたい、全部見ます。
主演2名(河合優実、こんな役ばっかりだが……)はもちろんいいし、竹原ピストルは抜群の安定感だし、くわえて今回箭内夢菜という人がはすっぱな存在感で良かった。
いわゆる「起承転結」の、「転」あたりまで、じっとりとサスペンスを構築していく手腕が頼もしい。くわえて蝋燭のシーン(都合2度ある)のような感動的な場面もある。
しかし、後半は――全員そろってドタバタやる件はまあ良いとしても、北村匠海の描き方がいまひとつだと思う。困窮したシングルマザー木南晴夏との邂逅が、そのシーン自体もいまいちなのだが、その後いろいろあって、北村がやけになる展開が面白くない。