夜行列車に乗ったカリート

リッチー・リッチの夜行列車に乗ったカリートのレビュー・感想・評価

リッチー・リッチ(1994年製作の映画)
2.3
マコーレー・カルキン主演。
超金持ちの家に生まれたリッチー・リッチは超リッチな生活をして超リッチな騒動に巻き込まれるのであった…

マコーレー・カルキンは、ホームアローンしか知らなかったんですが、とりあえず見てみました。
うーん。劣化版ホームアローンというか…。リッチー・リッチという名前からしても察する所のある作品でした。

ストーリーは単純で、金持ちの両親が陰謀にあって、それを息子のリッチーが仲間と一緒に解決する、というお話です。
よくあるファミリー向けのパーティー映画。小学生の子供なんかがいる家庭で、週末にみんなで見るようなタイプです。

どうしてもホームアローンと比較してしまうのですが、解決に至るまでのアイディアが、圧倒的に足りません。
主人公が金持ちなので、周囲の環境が全部なんとかしてくれるんですよ。妙な博士のハイテク機器だったり、頼れる執事だったり…。

自分で困難に立ち向かって、悪い奴をやっつける…というストーリーラインが薄かったです。ホームアローンはそこが良かった。

地元の子供達と野球して、リッチが打てるかどうかを掛ける下りは面白かったです。
掛け金10が、テンサウザンドダラーズって。発想が恐ろしい。

まぁ、取り敢えず売れてるうちに作っとくか、というような緩い作品でした。