〜戦争ドキュメンタリーシリーズ〜

落下傘兵のための教科書

＼＼これで今日からあなたも空の神兵だ！／／

厳しい訓練の一部始終が収められている。

飛行機から飛び降りる時の身体のフォームは「Ｙ」。鍛えられる跳躍力。

大きな施設内で実際の降下速度での着地の練習。想像しているよりも速いスピードで落下していて驚いた。

空の上で初めて訓練を受ける時、搭乗口に身を乗り出し風圧を顔面に受ける彼らの姿を見て、こちらまで緊張が伝わってきて足がすくむ思い、心臓が跳ね上がってしまった。

すごい勇気だよなぁ。高所恐怖症とか言ってられない。

いよいよ降下するという前日の夜、落ち着かず不安になっている者、丁寧に身辺整理をする者、万が一の時に備え想いを書き残す者。

もし降下時に傘が開かなかったら確実に地面に叩きつけられる運命。

そんな死と隣り合わせの危険な任務を担う彼らの覚悟。姿勢を正し静かに言葉を書き綴っている兵士を見て自然と涙が出てきてしまった。

彼らは本当に命懸けで訓練をしていた。

着地したら終わりじゃない、地上へ降りてからが本番だ。敵陣での地上戦が待っている。

鍛錬の賜物で第一線に立って活躍してくれたのだと実感できるものだった。

彼ら英雄を讃える落下傘部隊の軍歌が耳に残る。

〖1940年代映画：戦争ドキュメンタリー：日本映画社：戦記映画復刻版シリーズ：戦記映画・幻の名作復刻版シリーズ〗
1942年製作で、帝国陸軍落下傘部隊に志願して入隊した兵士たちの成長を記録した戦争ドキュメンタリー映画らしい⁉️

2024年404本目

• #2024年鑑賞
• #1942年製作
• #戦争ドキュメンタリー
• #日本映画社
• #戦記映画復刻版シリーズ
• #戦記映画・幻の名作復刻版シリーズ

これは衝撃作だった。
訓練内容も現代人もビックリな屋内宙づりや見てるこっちまで怖くなる降下訓練…

空挺部隊はエリートの集まりだろうけどその人たちですら降下前は緊張で顔が強張っているように見えた。
武装も凄くて重機関銃や迫撃砲や火炎放射器まで投下してから回収し素早く展開…こんなに武器が豊富な日本兵たちは初めて見た。

1942年の制作された本作は映像としての資料価値も高い…
是非ともDVD化して欲しいがフィルマークスでも私を含めたったの5人しかレビューしていないのでそれも難しいのだろう。