このレビューはネタバレを含みます
この夏はテニスに燃えた。ナダル最後のRGかもとか、ナダルカラスに、マレーの引退試合、ジョコの生涯ゴールデンスラム。TVでしないもんだからTVerでリアタイ観戦しては日中、白目を剥きながら育児に奔走したいい思い出。その流れでアーカイブのレイバーカップ2022を見ては涙していたので、本作を見てみることにした。（辞退したナダル、今後どうするんだろ…）
アスリートにとって引退は死。自分をどう保てばいいか先のことがわからない。こんなに本気で、悲しみと苦しみがあって、あの日を迎えていたのか。そりゃ、そうなんだけど…全然わかってなかったな。最後は親善試合というか、お祭りみたいなものだと思っていたことを謝りたい。改めて見ると、自分を重ねるマレーやナダルの表情に胸が詰まる。（ティアフォーへのアレには笑ったけど！）
もう観ることができないのが残念だけど、鮮やかで、しなやかで、美しいフェデラーのテニスに出会えて、競技の面白さに気付かせてもらえて、ありがとうでいっぱい。同じ時代に生きられて幸せです。
