そこに育ち、そこに死ぬ。必死に生きて命を終えていく。そこに意味や感慨を求めるのもまた一興。そんな「俺たち」のかたわらで、力強くも冷徹に存在する「山」や「川」。それは育みと災いを容赦なく与える。そんな、小さい視点と大きな視点が行ったり来たりでした。また、登場人物に自分の祖父母や父母の人生を重ねてみたり、、、鑑賞後も思考がぐるんぐるんだ。
「子を残す」にいたらないのも、また話しをよりシンプルで間口を大きくしているなぁ。ぐるんぐるんだぁ。
さっ!ところで、おまえ、どう生きるの?って言われた気がしました。
終盤の、主人公がお社の様なところに住むくだりはもう笑ってました。
人生の最後は神がかって死ぬのも面白いなぁなんて。