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La seconda volta(原題)
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『La seconda volta(原題)』に投稿された感想・評価

[イタリア、鉛の時代の後遺症] 70点

1996年カンヌ映画祭コンペ部門選出作品。ミンモ・カロプレスティ長編一作目。ナンニ・モレッティとヴァレリア・ブルーニ・テデスキという個人的な相性最悪の組み合わせだが、中身としては中々興味深かった。大学教授のアルベルトは、12年前に自分を銃撃して逮捕された元赤い旅団メンバーの女リサが街中にいるのを目撃する。彼女は毎晩刑務所に戻る以外、オフィスで働いてカフェでランチを食べるなど日中は自由に生活していたのだった。アルベルトの頭の中には未だに銃弾が残っていて、妹から新しい恋人を進められても上の空で、専門分野である自動車業界の工場自動化の話題にもイマイチ乗り切れない。周りの時間は凄まじいスピードで進んでいるのに、彼だけは12年前に取り残されているのだ。アルベルトはリサの正体を知りながら、偽名で彼女に近付く。リサはアルベルトを覚えていない。そもそもなぜアルベルトを襲撃したのかもよく分かってなさそうだ(寒々しい風景の中に唯一とも思える暖色は彼女の真っ赤なコートであり、その表層的なイデオロギーを象徴しているようでもある)。アルベルトは彼女が20年近く残った刑期を終えないまま半分社会に出て自由に生活できるほど"反省"しているのだろうか?と疑念を強めていく。やがて、アルベルトはリサに正体を明かして対峙するが、互いに変化への興味はあるものの、根本ではやはり歩み寄れないまま互いの認識は平行線を辿るだけだ。ソ連崩壊によって冷戦が終焉を迎えたとの同じ頃に、現代イタリア史における巨大な暗闇である"鉛の時代"も終りを迎えたが、被害者と加害者は新たなページをめくることが出来るのだろうか?という疑問に真摯に向き合っている。