マチャアキ

こころの湯のマチャアキのレビュー・感想・評価

こころの湯(1999年製作の映画)
3.9
パッケージのイメージからは、到底及ばないオープニング!わぁお♡いいなーいいなーこんなの街にあったら😆

♨️♨︎ ♨️♨︎♨️♨︎♨️♨︎♨️♨︎ ちゃぷん♨️♨︎ ♨️♨︎ ポタ♨️♨︎ ポタリ♨️♨︎ ♨️♨︎ ちゃぷちゃぷ♨️ちゃぷん♨︎ ♨️♨︎ ♨️♨︎ ♨️♨︎ ♨️♨︎はぁぁぁぁ〜♨️♨︎♨️♨︎♨️♨︎♨️ひゃぁぁぁ〜〜♨︎♨️♨︎♨️気持ちえぇぇぇ〜ねぇ〜♨︎♨️♨︎♨️♨︎♨️♨︎常連さんで賑わうここは銭湯♨️♨︎♨️♨︎♨️♨︎♨️清水池♨︎ ♨️♨︎♨️♨︎ ♨️♨︎♨️♨︎♨️♨︎♨️♨︎ ♨️♨︎♨️♨︎

北京の下町で清水池という銭湯を営みながら、知的障害を持つ次男アミンと慎ましく暮らす父のもとに現れたのは長男ターミン。アミンの無邪気な便りによって誤解したターミンは、遠く深圳から帰郷するも、変わらない父と弟に面食らう。久しぶりに二人に会いに来たというターミンに嫌味な父だったが、弟のアミンは心底嬉しそう。兄ターミンは、久しぶりの帰郷で家族や地元の知人友人と触れ合いながら暫し滞在することとなる。
物語は、この清水池を舞台に、家族や関わる人々の人間模様を描く。再開発によって、銭湯が取り壊されるその日までー。

長男♨️銭湯を継がずにサラリーマンとなったこと、自分の家族第一主義で全く帰郷しなかったという裏切りにも似た父への気持ち。そして、障害を持つ弟への疎ましさ。愛しているものの、心の片隅で煩わしく思う後ろめたさがその全身から滲むターミン。都会の喧騒から離れ、銭湯を手伝ううちに少しずつ心に刺さった棘が抜けてゆく。

次男♨️知的障害ではあるが、他人を思い遣る心優しい青年。父と銭湯を切り盛りし、銭湯と常連客をこよなく愛する。兄ターミンに鬱陶しいと思われていたことなど知る由もなく、純粋で真っ直ぐな心を持つ。疎遠となった兄の心をぐっと父へ近づけたのもアミンによるところが大きい。

父♨️自分と障害を持つ次男を置いて、遠く深圳へ働きに出てしまった長男とは、住む場所も心も離れてしまった。気にはしていたものの、忘れなければならないと思い聞かせていた。自分が次男を守らなくてはならないと。銭湯の常連客達に喜んでもらえることが、何よりの幸せと感じている。

再開発によってーーという、どこにでもある話しだが、銭湯に馴染みのある日本人ならば、共感できることばかり。兄ターミンが父や弟、地元の人々との触れ合いによって、その心が少しずつ温かくなる様子が見て取れます。決してお金では買えない確かな愛、優しさが得られる珠玉の作品。かぽーん♨︎

ナポリ民謡オー・ソレ・ミオ(私の太陽)が銭湯に響き渡るが、なんでこの曲なんだろ?無難だから?わかんない。ただ、弟アミンが歌うことで明るい兆しが見えてくる。
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