むね

ミゼリコルディアのむねのネタバレレビュー・内容・結末

ミゼリコルディア(2024年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

キノコ(男性器)の下には男の屍体(男性器)が埋まっている。
というのは冗談でもなんでもなくて、勃起がいかに偶然的でいかに決定的であるかを描いた奇天烈映画。
まあ、フランスのコメディという感じがすごい。若き頃のダウンタウンのコントみたいに、面白い/面白くないのギリギリをずっと攻めていく。
このシュールさは多分、アクションの合理性が一切感じられないくせに、「まあそういうこともあるよね」くらいの冷めた態度をキャラクターが取り続けていることにあるのだと思う。かつての師匠の葬儀にやってきて、そのまま未亡人宅に泊まり続ける導入から、殺人を隠すための苦し紛れの言い訳がリアルな欲望にスライドしていくところとか、「そんなわけあるかい」と思う出来事が、「現実」として映画になってしまうということ。
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