閉鎖的な田舎を舞台にした『燃え尽きた納屋』のようなサスペンスドラマかと思いきや斜め上の展開が続いていく。旧友の実家に居座り別の旧友にモーションをかけ結局旧友を殺害する主人公フェリックス・キシルには一ミリも共感できないのに、犯人であることを露見させまいとする倒叙的な展開に手に汗を握ってしまう。キシルがその場その場の作り話で取り繕う表情の痛いこと。教会に警察が踏み込んだ時、神父はキシルとの同衾が偽装でないことを示すためにベッドから抜け出る。全裸の神父の陽物は勃起している。殺害した旧友の母カトリーヌ・フローと手を繋いでキシルが眠りにつくハッピーエンド。