一本勝ちから合わせ技一本になった正統な続編。
前作の一作目は文句なしの傑作。ストーリーはさることながら、アクション、役者陣、音楽、世界観どれもこれも見事でした。
大きな前作を背負った本作。ありとあらゆるものを取り込みすぎていて、バランスが歪になってしまっている。だが、そこはリドリースコットなので、歪ながらも作品としてまとめ上げている。続編として文句はでないだろう。故に、つまらないわけではない。しかし、リドリースコット監督ではないがブレードランナーの続編にも感じた前作の足枷が、突き抜けた面白さを封じ込めているような気がしてならない。
もっとエイリアンの続編のように度肝を抜いた好き勝手な作品にできなかったものだろうか。