ドナルド・トランプはあの(あの!)ロイ・コーンのアプレンティス(見習い)だったのだ。ロイ・コーンの名前は岩波文庫の『マッカーシズム』で見て覚えていた。荒唐無稽なマッカーシズム、赤狩りの末裔の位置にトランプがいるというのはかなり納得であるが、歴史上、最悪な思想や一度否定された思想も伏流として潜り込み、また湧き出てくるのだなぁと。また若きトランプの人格形成の背景にトランプ一族とNAACPの対立があったのも興味深い。①攻撃、攻撃、攻撃②非を絶対に認めるな③勝ったと言い張れ、議会議事堂に襲撃を煽動したのに復活して大統領に当然したトランプそのものだし、こういうあからさまに非難されるべき行為をしながら開き直る輩への対処をどうするかがプーチン、ネタニヤフ、安倍晋三から果ては斉藤元彦や立花孝志、堀江ひろゆき田畑箕輪成田まで含め、重要課題である。