この頃の黒沢作品を見てなかったので鑑賞。ホラーが苦手なので殺人の場面で一瞬見るのを戸惑ったが結局引き込まれて最後までしっかり見てしまった。
ストーリーはよく考えられた傑作だと思う。途中で大筋は見えても最後まで飽きさせず期待をもたせる作り。主人公の変貌ぶりなど見事だった。ただ映像や音楽がいかにも、な感じだったので逆に残念。役者も揃っていたのでもっとストーリーをみせても良かった気はする。
ほんの四半世紀前なのに今とはずいぶん違っていたな。当時はオウム真理教の事件があった頃らしい。その当時に見たらもっと衝撃的だったんだろうな。