青と黒

オッペンハイマーの青と黒のレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.0
3時間は長いと思っていたけれどそれでも完全には描ききれなかった気がする。彼の人生はそれほど複雑で絡み合っていて苦悩に満ちている。聴聞会でケンブリッジ時代からの振り返りから始まる。幼い頃はどうだったのだろう?どんな親だったのだろう?でもそれを描いていたらとても時間が足りない。
オッペンハイマーは天才ゆえに孤独。ただ「科学者らしく軍服は脱げ」とか若い頃からずっと「何か食え」と気にかけてくれる友人ラビの存在は見ていてホッとした。
映像は冒頭から粒子をイメージした画像とリアルの画像が入り乱れてこの監督らしいと思った。しかしオッペンハイマー側とストロース側をカラーとモノクロに分けてくれたのはわかりやすくてありがたかった。
キャストは各賞総ナメも納得の熱演。個人的にフローレンス・ピュー良かった。声と喋り方が好き。ラミ・マレックが最初ほんの一瞬で驚いたけど後半納得。
少しだけ予習してかなり集中して見ていたが登場人物も多く話も難しいのでやはりわからない箇所も。これはもう一回見て理解を深めなければ。
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