映画的にそこまで飛び抜けた作品とは思わないが、個人的には超好き。年明けに読んだ『汚穢のリズム』という本を思い浮かべながら。去年の『異人たち』も物語の冒頭とラストシーンで明らかに主従関係が反転していて、そこも好きだったことにも近い。
この映画も自動化やマニュアル化にまみれた世界のCEOが主人公で、例えば生成AIでそれぞれの理想に近いルックスをした異性の裸なんかは簡単に作れてしまうのだろうし、もはやポルノですら意識を働かせなければありもしない裸で自慰することにもなっているわけだが、人間に求められるのは"外れ値"なのでは?なんてことを感じたり。
ハリス・ディキンソン強すぎる。セクシャルな意味での主従関係に隠れて、かなりジェネレーション的な描き方でもあると思った。