有名な代表曲を辛うじて『あっ、なんか聴いたことある…!』レベルの弱者ですが。
ジェームズ・マンゴールド監督の新作なら、という事で。
同時期公開の「アノーラ」が『あー、分かる分かるw』という面白さなら、こちらは『せ、説明出来ないけど、何でこんな感動しちゃうんだ…!?』というタイプの作品だったなぁ。
当時のアメリカの音楽シーンについては勿論、出てくるアーティストも全然知らない(前日に「ウォーク・ザ・ライン」を観返したおかげでジョニー・キャッシュだけは分かったが)けれど、病床のレジェンドに一曲聴いてもらう導入は引き込まれたし、キューバ危機が回避された朝の「Blowin’ in the Wind」デュエットには落涙したし、世間から求められる姿に完全に背を向けての「Like a Rolling Stone」はカッコよく見えちゃったし…!
『自分勝手な奴だなぁ…w💧』という印象も「ウォーク・ザ・ライン」同様、めっちゃあったんだけど…本作は悔しいかな、魅力の方が勝ってしまった…!