たった21分の中に人間ドラマもコメディもサスペンス要素も含めて描いているのに圧巻。
主演を演じた高尾美有が脚本とプロデュースも兼ねている。
温泉コンパニオンが男性に弄ばれてお金を稼ぐ様は肯定されてしまったまま話が進んでいくのは残念だが、ラストのどんでん返しにいろいろ考えさせられる。
高尾美有さん、遠藤大介監督、田口智也さんによるトークショー。以下ざっくりとした内容。
・高尾さんは2年前にシアターセブンに別の作品で舞台挨拶にきて、今回覚えてくださっていたご縁で今回上映にいたった。
・遠藤監督は劇場公開を想定してなくて、短編で映画祭とかで評価してもらえればと制作した。
・脚本も書いた高尾さんの家族がベースで(フィクション部分も多いが)、家族って何だろう?といつか書いてみたかった。
・高尾さんは余白が好きでセリフを徐々に削っていたが、監督は内容フォローする必要があると意見でバトルがあった。
・監督は最低限まで削ったので説明は必要で、映画として奥行きが必要だと思った。
・宴会シーンはやはりキーで、ライブ感を出すため現場でオリジナルのゲームを考えた。
・田口さんの役は誰にやってもらうか最後まで決まらず、舞台を一緒にやっていて是非と声かけた。
・時間がなくて3時間くらいで宴会シーンを取らなきゃいけないのに、田口さんは大事な台詞を間違えた。
・雨が降ってしまい、日にちもないので雨が降らない階段で撮ることになったが結果的にいい感じになった。
・宴会の男性3人はエキストラ。