第2次世界大戦で四肢と聴覚と声を失った元中尉須永は元上司の離れで妻時子と2人で暮らす。
東京学生映画祭アニメーション部門
グランプリ受賞(2024)
じじ様のレビューを見て鑑賞。
江戸川乱歩の小説の映画化。
短編ながら恐ろしい衝撃を受けました。
不自由な身になってしまいできる事は限られ、生理的な欲のみに支配される悲しみ。
時子は良くできた妻のレッテルを貼られるけれどその実自分の欲の道具として扱います。須永の視線に嫌気を感じた彼女は残酷な仕打ちを…。
彼は「何を」ユルスとしたのでしょうか。
鉛筆で荒々しくデッサンしたような作画が、観た後も脳裏に焼き付きます。