恋!タイムトラベル!餃子!
松たか子にちょっと変わったおばさん役をやらせたら右に出る者はいないと実感する一作。予告編の段階で少し不安に感じていた、"年の差"に対する"キツさ"は全く感じられず、松たか子が醸し出す自然な無邪気さが、作品全体のバランスを絶妙な匙加減で保っている印象。
想定していたよりも、SF要素強めな印象ではあるが、タイムトラベルの原因云々の話は殆ど無く、逆にそこに時間を割いていないのが好印象。タイムトラベルを活用した遊びのある場面も多く、いい塩梅でコミカルなシーンが挟まれていて良かった。
主演2人の"冷えきった夫婦"と"仲睦まじい夫婦"の表現がどちらもリアルで見事。
ゴールは変えずに、それまでの道のりを変えていく。という選択には、なんとも言えない儚さがありました。めちゃくちゃ良かったー!