このレビューはネタバレを含みます
設定は面白かったが、いかんせん消化不良。
民宿の息子が語るシーンが一番の見せ場だった。
失踪した学生と兒玉は共通して2階を気にして、見つからない建物に魅入られていた描写があったが、なぜ兒玉は子供の時に失踪していない?ビデオカメラでこっち側との繋がりを保ってたから?なら学生のビデオテープは?唯一建物に入りながら消えていない児玉の正体が気になり、それが映画のオチかと思ったが完全に肩透かしを食らった。
兒玉が捨てたいと思うまでに拘った家族関係の終わらせ方をもう少し見たかった。
天野役の役者の芝居は見ていられず吹いてしまった。あと、「日向くんはもう死んでる」って言うの遅すぎる。もっと前に言うタイミングが無限にあった。
この手のホラーにオバケとかテレビが急に映るとか、ミスマッチな気がする。あれで突き放された。