自分は、なんで書いてるんだろう?って、時々思う事がある。
書くことに、なんか意味があるのかな?
その言葉は、本当にその人の為になってるんだろうか?
もしかしたら、大きなお世話なんじゃないか?
いや、そもそも、自分の想いを書いて伝えるだなんて、
ただの、自己満足なんじゃないのか?
書いていると、時々、フッとそんな感情が、心を過ったりするけど。
それでも、人を想って書いた言葉は、
ちゃんと伝えられたと思う。届いたと思う。
相手からの返事を待ったりして、それが届いた時の嬉しさ。
それを読んでる時のワクワクする気持ち。
そして、相手も喜んでいてくれる事がわかった時、
やっぱり、書いて良かったなぁ。伝えられて良かったなぁと思える。
今から、25年くらい前。
当時は、インターネットが電話線で繋がっていた時代で、
掲示板のサイトなんかで、メールフレンドを募集している所なんかもあったりして。
偶然、ふと入って、試しに気が合いそうな人にメールを送ったら、返事を返してくれた人がいました。
その子とは、音楽や映画の趣味が合っていて、1年間くらいメールのやり取りを続けていました。
その後、Skypeで話すようになったりして。
顔を合わせたことは無くて、言葉と声でしか繋がっていない間柄だったけど、
その子とは実際に会って、4年間くらい付き合った事がありました。
この映画を見ていると、そんな言葉を綴ってきた日々の事が思い浮かんできて、
なんだか懐かしく、微笑ましい気持ちになりましたね。
そして、人を想って書いた言葉には、
ちゃんと心を動かす力があるんだと。
そんな事を、自分に教えてくれたような気がします。
だから、今でも。
自分は想いを綴ってるんだと思う。
そして、そこには想っている人が居て、伝えたい想いがある。
それがあるから。
だから、書いているんだろうなぁ。
「大きな玉ねぎの下で」って、本当、素晴らしい名曲ですよね。
僕も、爆風スランプが歌っていた当時の記憶があって、
いい曲だなぁと思って聴いていた事を思い出しつつ。
https://nana-music.com/sounds/06bb9923
今回は、去年の6月にnanaで自分が歌った、「大きな玉ねぎの下で」を掲載します。
映画を観て、もう一度歌いなおそうかなぁと思ったんですが、
去年歌ったものが、とてもいい感じで歌えていたので、そのまま載せることにしました。
映画の本編については、
現代の2024年のパートと、1985年の過去パートが交錯しつつ、
丁寧に綴られていく物語も、とても良かったし、ラストは清々しい思いで見届ける事が出来たので、いい作品を観たなぁという満足感のある作品でした。
監督の草野将吾さん。
前作の「アイミタガイ」もとても良かったし、今回も心に沁みる、素敵な作品でした。次の作品も楽しみにしています。