ゆべし

マイキー&ニッキーのゆべしのレビュー・感想・評価

マイキー&ニッキー(1976年製作の映画)
3.0
この女性監督は知らなかったがシチュエーションも役者の演技もNYの描き方全てにおいてカサヴェテス的な映画。むしろカサヴェテス監督主演として認識していたので、違う監督だった事を知って驚いた。
70年代NYのうらぶれた片隅の街で小物チンピラ中年男二人組のギャングとからの逃亡劇ただそれだけの話だが主演の二人の(多分即興)の会話と寂れたホテルや場末のバー等、ロケーション撮影が最高に格好よく全く飽きない。ラストのあっけない結末も、観賞後にじわじわくる。
「チャイニーズブッキー」「ミニー&モスコウィッツ」辺りのカサヴェテス作品が好きな人なら、間違いない映画。70年代アメリカの隠れた傑作
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