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The Seventh Room(英題)
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『The Seventh Room(英題)』に投稿された感想・評価

[哲学者/聖エーディト・シュタインの生涯] 60点

メーサーロシュ・マールタ長編18本目。ユダヤ教からカトリックに改宗し、カルメル会のシスターとなって強制収容所で亡くなった哲学者エーディト・シュタインの物語。ハンガリーとイタリア共同制作のため、舞台がドイツで主演がマヤ・モルゲンシュテルンなのに全員イタリア語を話すという変な気分になる一作。エーディトは哲学者として活動を続けてきたが、真理追求の過程で、それが神を求めることであることに気付いて改宗したらしい。彼女が女性でありユダヤ人であり哲学者であるのに、今では大学教授でキリスト教徒であることに、様々な人々から白眼視されている。特に大学時代に一緒だったヘラーという男は、嫌味の塊みたいな人間で、ネチネチと彼女をこき下ろす。そして、当然のようにヤン・ノヴィツキが演じている(いつもながら上手すぎてリアルにこういう人間なんじゃないかと思うほど)。ユダヤ人というのはユダヤ教徒であることが前提なので家族からはほぼ勘当扱いで、修道院に入ったら哲学の研究をやめろと言われるが、それでも彼女は自身の考えを貫いて突き進んでいく。興味深いのはやはり教会でのシーンで、多くの場面で監獄に似た印象を受ける。特に告解部屋を面会室に見立てた会話が強烈。物語自体は観念的で面白味に欠けるのだが、DoPが初タッグとなるピョートル・ソボチンスキだったことが影響したのか、イカれたショットが結構あって驚く。廊下の先に部屋があるのかと思ったら鏡を利用してカメラの裏側にある部屋を映していたり、窓枠の十字をエーディトの背中に重ね合わせてみたり、先述の通り告解部屋を監獄に見立ててみたり、修道女が組み立てる人形を死体のように映したり。不気味な世界観は同時代への言及へと繋がっていく。やはり第四期(つまり民主化以降)のメーサーロシュは民主化以前の時代に何が起こったのかを伝える方向にシフトしたのだと確信を得るなど。