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ファーゴのparsifal3745のネタバレレビュー・内容・結末

ファーゴ(1996年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

 実話に基づいた話と冒頭テロップされて、見始めてすぐに、随分とコメディタッチだなって思った。吹替え版で見たせいか、誘拐役の2人、ジュリーもコメディっぽい会話と声で、違和感。案の定、計画はズサンで、打ち合わせも適当で、上手くいきそうな感じがない。
 それでも、ナンバープレートをつけ忘れていなければ、何とかなったのかもしれないが、これが全ての発端か。警察官を殺し、目撃者のアベックを殺し、誘拐場面でもドタバタで手際が悪い。身代金の準備も計画どおり行かず、更には、受け渡しまで義理の父にやらせることになり、父が殺され、犯人の一人カールも傷を負う。挙句の果ては、誘拐した妻が騒いだといってゲオが殺し、カールはゲオに斧で襲撃され切り刻まれる。
 まあ、よくこれだけ次から次へと殺人の連鎖が続くなあと感心。適当だから、上手くいかず、それを隠蔽しようとして次の殺人が生まれる。それがブラックなのだろうけど、自分には、それほど面白く感じなかった。でも、アカデミー賞の脚本賞、カンヌの監督賞を取っているのを見て、へえーって感じ。この脚本が良いとするならば、まるで本当に起こったドジな誘拐殺人事件っぽい実話に見えたことか。
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