思ってたのとちょっと違ってた。もっと不気味なサスペンスをイメージしてたけど、意外にもちょっとお間抜けな、味のあるサスペンスドラマだった。
狂言の計画者であるジェリーの浅はかさに始終イライラするものの、フランシスマクドーマンド演じるマージの、キレ者刑事な面とごく普通の妊婦の面とを楽しむことができ、事件が展開していく様を「そんなバカな😆」とかツッコミ入れながら観る面白さ。
人の道を外さずに生きる手本を、マージから教わった気がした。
変な顔じゃない方の実行犯を演じたピーターストーメア、今作では何考えてるか分からない不気味なキャラクターで、「ブラザーズグリム」のカヴァルディ、「ショコラ」のセルジュと、同じ人とは思えない変身っぷり。芸達者なお人です。