失礼な言い方だけど、無神経な男性が作った雰囲気が漂っていてあまり好みではなかった。それでも現代の女性から特に不評を買っているわけではないようで不思議なものです。この映画で提示される愛はパーソナルなものにすぎないのに、冒頭で"General opinion's starting to make out that we live in a world of hatred and greed, but I don't see that."と語られるのは違和感があります。数少ないビターな要素であるエマ・トンプソンのエピソードが、どこにも着地せず雲散霧消しているように見えるのも気になりました。
しかし気に入ったところもあります。ウキウキで踊るヒュー・グラント、ビル・ナイが演じるロックスターのキャラクター、All I Want for Christmas Is You の演奏。あの曲を聴くとテンション上がるんです。