ゴン吉

妖怪大戦争のゴン吉のレビュー・感想・評価

妖怪大戦争(2005年製作の映画)
3.9
妖怪の力を借りながら少年の成長を描いた特撮ファンタジー作品。
監督は三池崇史、主演は神木隆之介。
角川グループ創立60周年記念作品。

いじめられっ子の少年(神木隆之介)が、お祭りで、世界に平和をもたらす子供・麒麟送子に選ばれる。少年は妖怪たちに助けられながら、謎の男・加藤が率いる妖怪と機械を融合させた怪物たちとの戦いを通して勇気を手に入れていく...

役に立たなくなった物を捨てるという身勝手な人間が生み出した恨みとあらゆる物の怨念の塊との対決が始まる。
少年は日本古来の様々な妖怪たちの力を借りながら、加藤の陰謀を阻止しようと立ち上がる。
猩猩、大天狗、すねこすり、河童(川太郎)、川姫、砂かけ婆、ろくろ首、カラカサ、雪女、一本ダタラ、ぬりかべ、一反木綿、豆腐小僧、大首、ぬらりひょん、油すまし、牛頭、小豆洗い、鳥刺し妖女など沢山の妖怪たちが登場するので、妖怪好きにはお勧めの作品です。
ぬいぐるみなどを使った実写特撮中心の映像も懐かしい。
ひと夏の子供から大人への成長を通じて、物を大切にする気持ちも描いている。 
「ぼくは 生まれて初めて 真っ白な嘘をついた 自分のためにつく嘘が真っ赤な嘘 他人のためにつく嘘が真っ白な嘘 それが 大人への入り口らしい」   

2023.12 BS12で鑑賞(日曜シネマ劇場)
2021.8 テレ東で鑑賞(午後ロード)
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