相米慎二監督が日本の映画監督たちに大きな影響を与えていると知って鑑賞。京都や琵琶湖の景色、お祭りの様子が印象的だった。
両親の離婚によって、心がぐらついていく少女レンコ。小学生だけど、彼女は物怖じしない、賢い人なんだろうなと見受けられるけど、賢いからこそ自分の手でなんとかしようとし、かえって心の負担が増していく側面もあるんだろうなと思えた。
主人公は少女でも、両親それぞれの心情もそれぞれ理解できるように描かれていて、だからこそ、それぞれの思いがすれ違っていることが浮き彫りになっているようだった。
終盤のところはよくわからないのだけど、レンコの心象風景か。
あの三角形のダイニングテーブルはなんなんだろうか。