渡辺智子

敵の渡辺智子のレビュー・感想・評価

(2025年製作の映画)
4.0
予習の為原作を読んでのぞみました(笑)筒井康隆は好きな作家でした。原作は妻に先立たれた元大学教授の生活を描いた連作短編集、料理の蘊蓄、引退後の生活の愚痴や亡き妻のこと、お金の事、遺言、そして大学時代の教え子への仄かな欲情(笑)映画ではそんなに描けないのでうまく脚色されていたと思う、後半のあれは老人の陰謀論への傾倒を表してるようで不気味ではある。所々にある筒井調のブラックなクスグリも上手くいかされていた。しかし長塚さん79とはね😅
渡辺智子

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