長塚京三演ずる元大学教授の渡辺儀助77歳。まるで「PERFECT DAYS」の平山の様に清楚な毎日を淡々と同じルーティーンで過ごし、預金の残高と人生の終幕の折り合いをつける生活を送る彼に忍び寄る老い…
>>続きを読む滑り込みで映画館で観られてよかった。
老いさらばえた……とは言い難く、まだまだ現役の長塚京三のダンディズムが序盤の生活を魅力的に見せる。
トイレ、洗顔、料理、歯磨き、淡々と続きすぎて、『PERFEC…
面白い!
モノクロであることがとても効果よく活かされてる印象でした。
老齢を迎え、自適に生きて終着点へ慌てず居住いを正して生活しているようでも自分自身の奥底にある自信や確固たる経験値から安定してい…
大好物の3面子が揃いました ①吉田大八 : 監督(「桐島、部活やめるってよ」「紙の月」) ②筒井康隆 : 原作(「時をかける少女」「七瀬三部作」) ③長塚京三 : 主演(「ザ·中学教師」「東京…
>>続きを読む世にも奇妙な物語っぽさ、元フランス文学教授という、日頃から空想にふけってそうな、頭が良いからこそ現実と妄想との区別がつかないのか、モノクロがそのあたりを強く印象付ける。
彼というより、人の人生にとっ…
日本一小さな映画館で1人で観ました。
筒井康隆原作の超癖強な雰囲気を限られた時間で余すことなく表現していて、ここ最近観た邦画ではダントツで好きな作品になりました。余談ですが、昔は筒井康隆さんが書く女…
ⓒ1998 筒井康隆/新潮社 ⓒ2023 TEKINOMIKATA