元大学教授の儀助さんが敵と戦うお話。
妻に先立たれ日本家屋に1人、規則正しく慎ましく丁寧な日々を過ごす儀助さん。
前半はそんな儀助さんの満たされているようにも見える日常を丁寧に描いてます。
そして…
以前から気になってたモノクロ邦画をようやく鑑賞。最後を悟った几帳面な元大学教授の老人の日常が季節経過毎に正体実態不明の『敵』に徐々に侵食されていく様には、この手の作品特有の退屈さを感じながらも余りの…
>>続きを読むぐうぅぅ怖い!😭
こんなつもりじゃなかった…
うなされて悪夢見続けてる感覚が抜けなくてもうすんごい!
しかし、ご飯はとてつもなくうまそう…
最近私は思うのです、
美味しい定食屋で出る焼き魚定食…
筒井作品の映像って感じで頭がおかしくなりそうやった。
白黒の映像も相まって途中から何が現実か夢か全然分からない。
主人公おじと同じ悪夢を見せさせられてた感じ。
BGMの使わなさと使い方が上手すぎる…
清く気高く潔く。渡辺儀助 77歳、寿命と貯金を計算しあとは命が尽きるのをゆっくりと穏やかに待つのみ。まさに年老いた者の理想とも言える境地に達した姿は美しい。
と、そんな生活にジワリと示唆される『敵』…
もしもA24が邦画を作るとしたら
こんな作風なのではないかと妄想した。
どこまで行っても掴めない、夢か現か、
筒井康隆の世界観を見事に表現した作品。
敵とは老いだったのか。
独居老人の切実な暮らしは…
白黒映像とタイトルから勝手にノワールな作品かと思っていたのですが、とても精神的な誰でも身近に感じるような映画でした。
映画PERFECT DAYSを「理想」とするのであれば、
この敵は「…
ⓒ1998 筒井康隆/新潮社 ⓒ2023 TEKINOMIKATA