2025-244
年代:夏→秋→冬→春
「敵は北から攻めてくる。」
筒井康隆の同名小説(1998)を、「桐島、部活やめるってよ」「騙し絵の牙」の吉田大八監督が映画化。穏やかな生活を送っていた独居…
過去に見て見ぬフリしていたことに対して過ちだったと気付き、不安が襲いかかってくる、それが「敵」
見栄がつくりだす丁寧な暮らしとプライドに満足していたけど、敵へのおそれから何も手につかなくなったり食事…
なんだこれはすごい映画。
最初から最後までむさぼり食うように観れた。
白黒からカラーに変わるかと思ったらずっとモノクロ。で、よかった。
何なのだこれは、という展開が連続的にくるけど、後で筒井康隆原作…
かなり好みな作品。
平穏な日常にじわじわと違和感が生じて、一気に崩れていく感じが怖かった。
筒井康隆作品特有のコミカルさもあって、モノクロで淡々としているのに飽きが来ない。
正解が分からない感じもま…
ⓒ1998 筒井康隆/新潮社 ⓒ2023 TEKINOMIKATA