ベッドに横たわる儀助はまるで認知症で寝たきりになってしまった自分の祖父のようにみえた。
何度も出てくるベッドの場面はどれも要介護者のように見えるアングルの儀助。
この映画は、意識が白濁し夢か現実か曖…
原作は未読だったが、好きな俳優陣の出演が多かったため鑑賞。
不覚にも笑った。老いること、時代に取り残されることなどユーモラスに描いている。
SFやホラー要素もあり、とにかくカオスな映画ではあった…
死を目前にして妄想に取り込まれていく老人がよく表現されていた。どこからが現実でどこからが妄想かわからないような演出が続き、臨場感があって面白かった。
以下私なりの考察(妄想)
◾️そもそもラスト…
元大学教授の渡辺儀助は、20年前に妻に先立たれ一人慎ましく暮らしている。時に友人と酒を飲み、元教え子にディナーを振る舞う。穏やかな時間を過ごす儀助だったが、ある日パソコンの画面に「敵がやってくる」と…
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筒井さんの作品は映像化するとエンタメ感が強くなりすぎる。やはり、根本的な問題として文体が存在しないからか。文体ごと映像化してほしいとは言わないが、成功したのは『パプリカ』くらい?
キムチでお腹を…
とても良かった
健康診断は、人を健康にしない
気高く、規則正しく、穏やか
そんな毎日を送るセンセイを眺める
そう「裏窓」気分
蕎麦と冷麺が美味しそうだった😁
綺麗な元教え子の女性(瀧内公美さん)…
原作未読。若干、終盤の解釈に戸惑ったが、面白かった。単純に老人映画として面白いのが大きい。先生の一挙手一投足にコミカルなところがあるのが良かった。ホラーとしての側面と、あらゆるものが"敵"に見えて…
>>続きを読む"敵"の部分はこういうことを言いたいんだろうなというのは腑に落ちたけどはまらず
ただそれ以外の、この映画の大半を占める日常のシーンの描写がとても素晴らしかった
愛すべき日々があるからこその敵なんだろ…
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