甲冑

敵の甲冑のレビュー・感想・評価

(2025年製作の映画)
3.5
何となくじきに来る自分の問題という気がしたので原作も読んでみたところ64歳当時の筒井先生による終活のディティールの細かさに唸った。敵については諸解釈あるんでしょうけど個人的には死、そして老いとそれに伴う認知能力の衰えからの妄想、不安、自己弁護といった複雑多岐な感情とリンチ的な虚構の浸食といったものを感じるなどしました。映画も悪くはなかったけどその辺り小説の方がえぐかった。
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