殺人を犯し服役中だったラン
地元に戻ると街は区画整理のため、立ち退きを余儀なくされていた
そんな中、街から人がいなくなり、飼い犬たちが野犬化し、狂犬病蔓延の恐れから野犬狩りが行われていた
街に戻って来たランもその捕獲チームに参加させられるが、もっとも狂犬病の強い菌を持っていると言われ、懸賞金を賭けられていた黒犬を捕獲するが、その犬と通じ合ったランはその犬を飼うことにする
感情がほぼ無であったランが、ある黒犬と出会ったことで徐々に感情を取り戻し、少しずつ前へ前へと進んでいこうとする
野犬狩りで犬たちが追いかけ回されたり、悲痛な叫び声を聞いているのは、耳を塞ぎたくなったけど、ランと黒犬の日を追うごとにお互いが打ち解けていく様子が微笑ましいかったし、ランに対して信頼感を増していく黒犬の姿に、うちの家族と犬たちの姿を重ね合わせて、思わず泣いてしまった
ラストシーンもなんか素敵で、ここでもまたいろいろと感慨深くなってしまい、涙してしまった